スポーツ業界は世界で結果を残しているので、肯定的な意見が多くあると思われます。しかし、日本ではプロになる前の段階で大きな問題があります。それは部活動になります。部活の何が問題かというと、勝利至上主義になっていることです。野球を例に出して説明します。
高校野球は魅力が多いのですが、一方で選手生命を縮める結果となっている点は否定できません。夏の予選から限られた日程でトーナメントを行うので、特に投手は体に大きな負担がかかっています。監督は勝つことを1番に考えているので、選手層が厚い私立でない限りは、連投が当たり前になっています。肘や肩を壊して、プロになる夢を諦めることになった選手は決して少なくない現実をしっかり見ないといけません。
日本のスポーツの将来を考えるのであれば、部活の改善は必須事項だと言えます。基礎的な技術を身につけたり、体を作ることを重視するべきで、選手の将来のための指導に変えるべきです。選手は無理でもできると言ってしまうので、指導者側がストップをかけないといけません。今の指導者のレベルを考えると、ルールを作らないと選手を守ることができないと思われます。この先も世界で活躍できる選手を出すためには大事なことです。