スポーツ業界と経済

スポーツ経済

スポーツ業界がもたらす経済効果は凄まじく、それはプロの世界のみならず、アマチュアの世界でも同様です。たとえば、あるスポーツでスター的な選手が出てきたとすると、ますそのスポーツ自体が人気となって競技人口が増え、さらにその選手が使っているメーカーの道具やコラボ商品が売れるなどして、経済に良い影響を与えることになります。

これはメジャーな競技のみならず、たとえマイナー競技であっても、人気や実力のある選手が出てきたり、啓蒙活動によって魅力が知れわたったりすることで、同じ効果をもたらすことが期待されます。スポーツ業界における経済との関係性については、問題点も挙げられます。その代表的なものが、競技間における格差です。たとえば野球やサッカー、バスケットボールといったメジャーな競技であれば、そもそも業界の規模が大きいこともあるため、資金面で困ることはあまりなく、順調に発展させていくことができます。

一方で、最近日本国内でも人気が出てきたスカッシュやフェンシングなどといった競技は、先述した競技に比べるとまだまだ発展途上なので、資金面で苦労することが多くなります。ただ、この問題点というのは、言い換えればまだまだ成長させていく余地やポテンシャルが十分に存在するということであるため、そのための啓蒙活動やPR活動を続けていくことが大切といえるでしょう。