人気スポーツ選手の海外へ流出

スポーツ選手

日本には若い世代に人気の高いサッカーや、昔から根強い人気を保ち続けている野球などの、プロ選手が存在するスポーツがいくつもあります。プロの選手が活躍し、それに応じた大きな金額の収入を得ることで、そのスポーツへの関心が高まって、それを始めてみようと思う若い人たちが増えて行くものなので、人気のあるプロ選手が生まれることは、日本のスポーツ業界にとって大きな意味のあることだと言えるでしょう。

しかし日本のスポーツ業界においては、そんなプロ選手に関して大きな問題が生じています。それはサッカーや野球の国内のプロリーグで活躍し、人気も実力もトップクラスになった選手の多くが、海外に流出してしまっているということです。サッカーを例に出せばイタリアのセリエAやドイツのブンデスリーガなど、野球ではアメリカのメジャーリーグといった、世界でもトップクラスの舞台で自分の実力を試したいと思うのは、一流選手にとっては無理のないことではあるでしょう。

またそういった場で結果を出すと、日本にいるよりも多額の収入が得られる可能性があります。しかし彼らの多くが海外に出て行くことで、日本のプロリーグに対する人気が低下してしまうことは、その存続を危ぶませる可能性をもたらす大きな問題になるのです。