高校生のスポーツ 様々な問題

高校スポーツ

近年では、いわゆるスーパー高校生と表現されるような、大人顔負けの技術や実力を有する高校生が増えてきました。特にスポーツにおいては、それぞれの業界の将来を担う存在として期待され、より一層盛り上がることになるでしょう。一方で、様々な問題点も浮上してきており、これらを改善していかなければ、明るい未来は作れないともいえます。

一番の問題点として挙げられるのは、オーバーワークです。簡単にいえば過剰な練習量のことであり、特にまだまだ大人になりきれていない体で練習しすぎてしまうと、健全な成長を妨げてしまったり、今後一生付き合っていかなければならない怪我を背負ったりと、重いリスクが発生する可能性があります。ただ、やはり技術や実力を磨くためにはある程度の練習は必要なので、その調整が難しいともいえます。次に、体罰の問題です。従来に比べると法令による規制が強まったり、そもそも世間の風当たりが強くなったりして、その絶対数は減少してきました。

しかし、いまだ完全に無くなることはなく、しかも表向きに発表されるものは氷山の一角にすぎず、潜在的なものや表に出てないものも含めると、根本的な解決には至っていないといえます。特にスポーツの指導においては指導者も熱くなってしまうことが多く、おもわず手が出るということがあります。解決のためには、個人レベルでの意識はもちろんのこと、今後も社会全体において啓蒙活動を続けていくことが大切です。